娘が初めてのお小遣いで買ったもの
我が家では7月から娘にお小遣いを渡すことにしました。
週単位の給料制
といっても、うちでは「お小遣い」とは呼ばず、「給料」と呼んでます。家事の幾つかを「仕事」として娘に任せ、それがちゃんと出来たらお金を渡すルールにしたので給料なのです。
お金は月単位ではなく週単位で渡して、出納帳に記入するようにしてますが、1週間で娘が自由に使えるのは200円。ただし、そのうち50円は「人のために使おうね」と初給料日に話しました。例えば募金などです。
(ちょっと変わった我が家のお小遣い事情について色々疑問があるかとは思いますが、この辺は別の機会にでも書きたいと思います)
どうして他人のために使わなきゃいけないの?と反発するかなーと想像していたのですが、素直に受け入れていました。
私は、あるNGO団体を介して毎月定額の寄付をしているのですが、寄付先のモンゴルの少女から定期的に手紙が届くのを娘も知っているので、そういった親の姿を見ているから、特に反発もせず受け入れてくれたのかもしれないです。
2回目の給料日
そして今日が2回目の給料日。娘の手元には400円ありますが、そのうち100円(50円✕2回)は人のために使うお金なので、実質300円です。
前回の初給料日は特に何か買うこともなく過ぎ去ったので、今日は「コンビニに行って欲しい物買ってみる?」と言ってみたところ、ワクワク顔でお財布を握りしめてました。
また「この前テレビで大雨でお家が壊れて困ってる人を大勢見たね。その人達のための募金箱がコンビニにあったよ」と話したところ、「人のためのお金」の使い先も決まりました。
いざコンビニへ
財布の中身を何度も確認しながら、まずは募金箱に100円を入れました。たった100円だけど、娘が初めて自分のお金を誰かのために使った瞬間です。親としては目頭が熱くなりました😭
そしていよいよ、初めてのお金で何を買うのかなー?と思っていると、真っ先に雑誌コーナーへ。
プリキュアやディズニープリンセスのイラストが書いてある雑誌を次々に手に取るのですが、なんせ所持金300円。
「890円・・・買えない・・・」
と静かにつぶやく娘。以前までは、コンビニで「この本買って〜〜〜〜〜!」と駄々っ子モードになることがしばしばでしたが、給料制にしてからは「自分で買おうね」と伝えているため、ねだることが一切なくなりました。
「お菓子はどう?」と提案するも、「でもきっと買えない・・・」と表情が暗くなる娘。
300円あればお菓子なら買えるんだけどなぁ。大人なら分かることも、初めてお金を持つ娘には分かってなかったんですね、当たり前なんだけど。
お菓子コーナーで一緒に値段を確認すると「これなら買える!」と喜ぶ姿がまた可愛くて。
そんな娘が選んだのはフーセンガムでした。
「コンビニでいつもコレが欲しいと思ってたんだ〜♡」とニコニコ。
初めて自分のお金で買い物を済ますと、コンビニを出た瞬間「今食べてもいい??」と聞くので、ついOKしそうになりましたが・・・「食べ歩きはダメだよ、おうちまで我慢しようね」と心を鬼にする母。本当はいますぐ食べさせてあげたい!という気持ちと葛藤しながら。
自宅に着くと早速開封し、まずは自分のクチに入れた後「ママもどうぞ♡」と2粒くれました。
ブルーベリー味のフーセンガム。ママは一生この味を忘れないよ。
さいごに
ガムを買って所持金は197円に減ったんですが、お婆ちゃんとのSkypeで「197円も持ってるんだよー!」と自慢げに話す娘が可愛くて笑ってしまいました。
いつか娘が社会に出て、初めて本当の給料を手にした時は何を買うのかな。どうかその時まで生きていられますように。