一億年ぶりに書くブログが、こんな内容かよ!と恥ずかしくなるけど、書くことで整理したいので書く。
最近、担当する SaaS プロダクトに対する、自分のマインドについて思うことが色々ある。 担当プロダクトは2つあって、1つは歴史もそれなりに長くなり、機能もある程度充足され、利用者にも一定の価値を提供できている。人間で例えると社会の荒波にも多少は揉まれてきた成人プロダクト。もう一方はまだ生まれて間もないベビープロダクトという感じ。 よって、それぞれで悩みは微妙に異なるのだけど、共通している悩みがある。
それは、私にとって担当するプロダクトは「自分の子ども」のような感覚になっていて、「立派に成長させるためにはどうしたらいいか」という、親目線のような気持ちになってしまっていること。こう書くと、別段悪いことでもないように見えるかもしれない。確かに、当事者意識が強いのは良いことのようにも感じるが、一方で「役割に徹することができない」と思う瞬間がよくある。
自分はプロダクトオーナーでもなく、マネージャーというポジションでもないので、議論の場で意見を出すことは出来ても、最終決定権はない。いち担当者としてのベストは尽くしているつもりだし、自身の担当領域を限定しないで、やれることは全部やるくらいの高いモチベーションで接してもいる。しかし、それが時に仇となっているようにも感じる。具体的なことは書けないが、結果として時に大きなストレスを感じたり、テンションがだだ下がりしてしまう。当事者意識が強すぎると、ストレスの蓄積スピードが自分のコントール範囲を超えてしまうので、適度に「役割に徹する」ことが必要だなと感じている。
感じてはいるけど、正直それだとツマラナイんですよね。でもだからって、自分がプロダクトオーナーになるほどの覚悟もなければ、ましてや起業しようなんて微塵も思わないので、要は単なるワガママだという自覚もあって悩ましい。
程度の差はあれ、プロダクトに関わる人は皆、大なり小なり同じような気持ちを抱えているのかもしれない。