【小ネタ】単なる読書だけでは国語力はさほど上がらないと思う話

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もうほぼ育児ブログと化してますが、最近国語力をアップさせる方法について調べまくってました。

なぜ国語力か

小学校低学年のうちは国語と算数がメイン教科なわけですが、国語力が低いと、いくら計算ができても算数の文章問題が解けないのですよね。算数だけでなく、すべての教科の土台となるので、低学年のうちは国語力がまずあっての他の教科、だと思っています。

ここで言う国語力とは、文章を読み取る力、説明する力などなど。単なる国語の教科内容だけを指しているわけではないです。なので漢字をたくさん覚えるとか、そういう事ではないです。

とは言え、教科としての国語とまったく関係ないわけでもなく、これは私の考えですが、教科としての国語は「出題者の意図をどれだけ読み取れるか」が重要ポイントで、これはつまり「読解力」。また、同じようなことを別の言葉で言い換えるとか、長い文章を簡素にまとめるとか、そういった力も必要なわけで、総合的な国語力を鍛えれば、自ずと教科としての国語もアップする、と思ってます。

本題

ちょっと脱線しましたが、本題に入ります。巷でよく言われる「国語力をアップさせるには読書」という説は、正直片手落ちだと思ってます。

読書自体は否定していないです、私も娘にはたくさん本を読んで欲しいし、娘は大体1ヶ月に15〜20冊ペースで読んでます。(英語の絵本も含めると最近は+10冊/月ペース)

ただし、読書数が増えたところで伸びるのは「表現力の引き出しが増える」くらいかな、と。(本を通して得られる知識や学び、楽しさ、みたいな事はここでは議論の対象外とします)

なぜなら、読書ってフリースタイルなんですよね。読み手が好きなように解釈して読み進めても良いわけです。作者がどんな気持ちでこう書いたか?なんて思いながら読む子はまずいないですよね。なので、国語力を上げるためには単なる読書だと片手落ちだ、と思ってるわけです。

じゃあ読書量を増やしても意味がないのか?と言うとそうではなく、低学年のうちは「音読」とセットにするのが良いと思ってます。それも単なる音読ではなく「感情を込めて音読」するのが効果的だと思ってます。

感情を込める、これはすなわち情景を想像し、セリフを話している人物の気持ちを考えることに繋がります。

ただし、すべての読書についてこれをやらせようとすると子どもが嫌がるので、自由に読んでもいい本と、音読する本、は分けて用意し、さらに音読する本は文量が少なめな物を選ぶのが良さそうに思います。感情込めて音読って結構疲れますからね・・・

おそらく最初からは無理なので、まずは親が絵本の読み聞かせをする時に、感情を込めて読むようにすることは大切だと思います。それでも最初は「感情を込める」の意味がイマイチ理解できないので、例えば「この子のセリフはお願いね、この子になったつもりで読んでみてね」という感じでセリフを分担すると始めやすいです。

さいごに

私は「いかに短時間で効率よく学習するか」を追求している武闘派ママです。

今回は、未就学児の頃から読書量は比較的多いはずなのに、簡単な文章問題すら「問題の意味が分からない」と言ってくる娘に対して、どうしたらいいんだろうな?と思ったのがキッカケです。

自頭の良い子ならこんな苦労はしないかもですが、平凡な親から生まれた平凡な娘なので、やはり多少の努力は必要だとしても、必要最低限の労力で、かつ努力を努力とも感じないような楽しめる方法で、効率よく効果の高い方法を見つけたいのです。

本人が嫌がったり、無理矢理やらせるのは逆効果だってことは勿論分かってるので、楽しんで出来るのが何より大切。教育熱心ですね(笑)と鼻で笑われようとも、娘の武器が増えるなら私はいくらでも研究しますよ。