インフラエンジニアでもない私がクラウドを勉強し始めた時の話

先日Google CloudのCP100という無料のトレーニングを受講してきました。これは、基本的に座学でGCPのサービス全般を広く紹介してくれる内容で、AWSの知識しかなかった私には大変有意義なものでした。でもまったくのクラウド初心者だと、出て来る用語が分からず苦労するのではないかなと思ったのです。

そんな話をツイッターでしていた時に、まったくのクラウド初心者だった私がどうやって勉強を始めたっけな?と思い返してみて、誰かの参考になればと思ったので書きます。誰の参考にもならないかもしれないけど…(汗)

ことのはじまり

アプリ開発の経験しかなくインフラのことはさっぱりだった私が、AWSのユーザーグループの勉強会に初参加したのは約2年半前でした。

初心者向けの内容だったにも関わらず全然理解できずで、聞く用語全てが初耳くらいの勢いだったので心が折れそうになりましたが、その時の私は上から下まで全て一人で運用出来るようになりたい野望があったので、その日のうちに「クラウドデザインパターン設計ガイド」の書籍を購入しました。

※注意:アフィリエイトになってます、リンクだけだと書籍のキャプチャが表示されなかったので… お前のアフィリエイトなんぞ踏みたくないわ!って人はAmazon等で検索してください。当時私が購入したのは別の書籍ですがそちらは古いので、最新のを掲載してます。

書籍でなくても、Webサイトからも見られます。(ただし書籍と違って画面キャプチャ等はない、文字情報のみです)

AWS-CloudDesignPattern

クラウド全般というより、AWSを使う前提の記述なので用語はすべてAWSになっていますが、どのクラウドも基本は同じなので見ておいて損はないと思います。

私は書籍を隅から隅まで読みました、分からない用語はググりながら3周くらい読んだ気がします。この手の書籍は、必要な箇所を辞書的に読むものだと思うんですが、私にとってはほぼ全てが未知だったのと、普通に読んでて楽しかったのもあり、苦労しながら読んだという感じではありませんでした。利点と注意点が明確に書かれているのが個人的には非常に良かったです。実際に手を動かして覚えるのが一番良いとは思いますが、知識武装するだけでも全然違います。

その後

知識が付いてくると、当たり前だけど勉強会に参加しても理解出来るのでツラくない。そして、しょっちゅう「アハ体験」がある。これが更なる勉強へのモチベーションに繋がる。

そしてツイッターで、中の人や有識者の人を色々フォローする。そうすると新機能のリリース情報などが自然と流れてくるようになり、キャッチアップもそんなに苦痛ではなくなる。

実際に業務で使うのが一番なので、なるべく関わるように・・・と言ってもアプリエンジニアだと限界があるし、週末にわざわざ時間を使うなら自分の本業のほうの勉強を優先してしまうので、手を動かすまでのことはなかなか難しい。

となると、ここは外部からの強制力を発揮して、LT駆動で勉強したり、この時期だとアドベントカレンダーにチャレンジしてみるのも良かったです。最初は勇気がいるけど。

2年も経過すると、インフラエンジニアの方々ともそれなりに会話が出来るようなレベルになり、公開スライドを見てもチンプンカンプンな事もなくなり、今まで完全に自分の中でブラックボックスだったインフラレイヤーの話に恐怖することがなくなりました。これが一番大きい。

さいごに

インフラについては今でも正直あまり興味がなくて、それゆえに自己学習も十分とは言い難いのですが、どうしても興味を持てないことはムリヤリ情報を浴びる環境に身を置くしかないと思っています。AWSのユーザーグループに関わっているのも、本業に比べて興味が薄いので自分の意思に頼る学習だけでは絶対無理だと思っているからです。

あぁ世の中のスーパーマンは、一体どうやって勉強しているんでしょうか。