夢をかなえるゾウ実践記録(8日目:自分の得意な事を人に聞く、自分の苦手な事を人に聞く)
はじめに
この連載ブログの経緯などはこちらに書いています。
「夢をかなえるゾウ」という本を読んだので、それに書いてあった事を1日1個ずつ実行した事を記録しています。
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課題の一覧はWikipediaに記載されています。
8日目の課題:「自分の得意な事を人に聞く、自分の苦手な事を人に聞く」について
順番は前後しています。あと、課題を2つまとめてやりました。
例によって抜粋。
ピーター・ドラッカーがこんなことを言うてたな。『強みの上に築け』て。自分の得意なことを徹底的に伸ばしていくんが成功につながるっちゅう意味や。 たまにおるやろ、成功した実業家が急にテレビに出始めたり、歌手が急に絵を描きだしたり…そういうの見るとなんか「違う」て思えへん?そりゃ当然や、そんな事しとったらお客さんに対して失礼やもん。自分が社会に貢献できる得意分野があるのに、それをやらんかったら当然支払われるもんも支払わらへん。まぁ若い頃は自分に何が向いてるか分からんでウロウロしとるのもええんやけど、自分の得意なこと見つけるんは、ある意味義務やで。 今日の課題は「自分が一番得意なことを人に聞く」。ポイントは「人に聞く」ちゅうことやで。自分ではこれが得意分野や思てても、人から言わしたら全然違うことてあるからな。さっきの話でもそうやけど、自分の仕事が価値を生んでるかどうかを決めるのはお客さん、つまり自分以外の誰かなんやで。
それに関連して次の課題はこれでした。
この世界に闇がなければ光も存在せんように、短所と長所も自分の持っている同じ性質の裏と表になっとるもんやで。例えば、一人の作業が好きなやつは、人と会うと疲れやすかったり。逆に人と会うのが好きなやつは、一人の作業に深く集中することがでけへんかったり。 だからな、自分の長所を知りたかったら、逆に短所も聞くんや。自分の苦手なことや自分の欠点も教えてもらうねん。普段見落としがちな裏側に注目すんねん。 世界に名だたるヴァージン・グループのボス、リチャード・ブランソンは生まれつき難読症で、文字読むのがめっちゃ苦手やったんや。本人はかえってそれが良かったて言うてんのや。「企画書を読むのには苦労したけど、イマジネーションを膨らますことが得意になった。だから自分はビジネスで成功したと思う」ちゅうてな。ええか?人には自分らの欠点が支えとる長所が必ずあるもんなんや。
うーむ。自分で思う長所・短所って、他人から見ると結構違うことありますね。で、自分が短所と思っていなかった部分を短所として指摘されると、少なからず凹みますねw
私は異なるキャリアをフラフラしてきたので、色々やった結果、今の職種についての後悔はないけど、「新卒からずっとこの職種だったらもっと経験積めたのになぁ」という思いもあったりします。。。
やってみた感想
最初、Facebook上で「私の短所・長所を教えて欲しい」とポストしたところ、何人かの方から教えていただきました。
皆さん優しいので、私の長所と思われることを色々挙げてくれて、素直に嬉しかったけど、誉め殺し状態になってしまった感も否めないw 短所についても、言われて傷つくようなエグいことは全然なく、長所の裏返しのような感じ。まぁそもそもオンラインで聞いたこと自体が間違ってたな・・・と思いました(^^;
短所を指摘するのって相当のエネルギーが必要ですもんね。その人のこれまでの行動を振り返り、短所らしい短所があったかどうか思い出して、言葉を選んでそれを教えてあげる。よほど親しい間柄でもない限りは、言葉選びは慎重にならざるをえない。そんな大変な作業をお願いしてしまってゴメンなさい。そしてちゃんと答えてくれた皆さま、本当にありがとうございました。m( )m
一番遠慮無く言ってくれた家族からは、簡単にまとめると概ねこんな感じのことを言われました。
得意なこと:
クリエイティブなこと、興味対象への集中力苦手なこと:
ロジカル思考、手を抜くのが下手
「得意なこと」で挙げてもらったクリエイティブ関連の仕事は、今年になって業務範囲から除外したので、なんとも複雑な思いです。。。
ただ、得意分野を見つけることが目的ではなく、「その強みをうまく利用して自分は何をするか?」のほうが重要ですからね。そこを忘れないようにしたいと思います。
また、苦手なこととして「手を抜くのが下手」と指摘されたのは、これまでさほど意識していなかったので新鮮でした。そしてこんなことも言われました。
たとえば時間がなくて何かを妥協するとき、自分の中のゴール設定を100のまま結果を80にしようとするのがダメ。まず「ゴールは80」だと自分の意識を変更してから、その80を完璧にするように心がけるべき
結果は80で変わっていないんですが、マインドの違いだそうです。前者だとダメな自分という意識になりますが、後者なら軌道修正しただけ、という意識ですね。これは何となく理解出来るかも。私もそうですが、完璧主義の傾向が強く失敗経験を引きずるタイプの人は、このマインドを育てていくと、もう少し器用な生き方が出来るようになる気がしました。
余談
得意なことを徹底的に伸ばしていく、という考え方。これを見た時に「苦手分野を克服させようとするのが日本式、得意分野をさらに伸ばそうとするのがアメリカ式」といった内容の話を思い出しました。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
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長所よりも短所を補おうとする、特に日本人は学校の勉強でも得意科目よりも苦手科目を勉強して底上げをしようとする傾向にある、と。日本では「センター試験」なんて制度がありますからね・・・日本の教育システムがそのような土壌を醸していることが原因だとも思えます。
大学受験がゴールならいいんですが、人生全体を考えた場合、どれも満遍なく出来るけど平均値な人より、苦手な事が色々あっても何かが極端に秀でている人のほうが成功する確率は高い。
苦手分野を放置していいのか?という葛藤はありますが、どうしても好きになれないなら、それを続けて苦痛になるより、好きなことを思い切り伸ばしていく方がどう考えても幸せです。算数が大嫌いで足し算も出来ない、というレベルだと悩みますが、生きていくのに不都合なレベルでなければ良いと開き直ることも必要かな。でも自分の子供に対して、本当にこれを実践出来るかどうか・・・親の立場だと実に悩ましいテーマです。